ひでっぷの技術メモ

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Armadillo-9のカーネル再コンパイル方法

Armadillo-9で色々な機能を有効にする時にカーネルの再コンパイルが必要になります。
最初にカーネルの再コンパイルが必要になったのはpppを有効にする時でした。
最初は自分のLinuxマシンに環境を構築しようとしましたが構築がうまくいっているかもわからないしコンパイルでもエラーがでるのでやめ。
最終的にはATDEを使用してコンパイルすることにしました。
コンパイル手順は以下の通り。
1.まずはソースコードの取得。
atnmark-ditはatmark-dist-20071214.tar.gz、linuxのカーネルはlinux-2.6.12.3-a9-13.tar.gzを使用。
2.atmark-distのソースコードの展開


[PC ~]$ tar xzf atmark-dist-20071214.tar.gz

3.linuxカーネルソースコードは展開してatmark-dist-20071214/にlinux-2.6.xとしてシンボリックリンクをはる。

[PC ~]$ tar xzf atmarl-dist-20071214.tar.gz
[PC ~]$ cd atmark-dist-20071214/
[PC ~/atmark-dist20071214/]$ ln -s ../linux-2.6.12.3-a9-13 ./linux-2.6.x

4.メニュー画面で設定

[PC ~/atmark-dist20071214/]$ make menuconfig

以下の画面が立ち上がります。
f:id:hidepon_mory:20080620171114p:image
最初はVendor/Productを設定する必要があります。
f:id:hidepon_mory:20080620171809p:image
Vendor:AtmarkTechno
Product:Armadillo-9
を選択。
次にCross-dev/Libraryの選択
f:id:hidepon_mory:20080620171112p:image
Cross-dev:default
Library:None
を選択。
カーネルに機能追加する場合はCustomize Kernel Settingsにチェックを入れる。
Exitでどんどん抜けていきsaveをするとカーネルの機能選択画面が表示されます。
f:id:hidepon_mory:20080620171110p:image
必要は機能にチェックをいれたりいらないもののチェックを外したりしてExitで終了する
最後にコンパイル。

[PC ~/atmark-dist20071214/]$ make

コンパイル、結構時間かかります。
コンパイルが終了するとatmark-dist-20071214/images/にlinux.bin.gzが出来ています。
これをArmadillo-9にftp転送し、/bootへImage.gzと名前を変えて置き、再起動すればOK。
作ったimageを消す場合は

[PC ~/atmark-dist20071214/]$ make clean

できれいさっぱり消えます。